アセンブリ言語プログラミングの進めかた

1. 処理方式(アルゴリズム)を明確にする

課題を解決するための処理方式、すなわちアルゴリズムを設計します。処理方式を分かりやすい図に表します。
なお、処理方式を明確にすることは、アセンブリ言語に限らず、どのようなプログラミング言語を使用する場合でもまず最初に行うべきことです。
8ビット数の乗算を例に説明します。

2. アセンブリ言語を意識して処理方式を詳細化する

変数名の割り当て、Cフラグなどのフラグの存在や、フラグ値による条件分岐など、アセンブリ言語を意識して処理方式を詳細に設計します。

3. 使用できるアセンブリ命令(機械命令)を意識して各処理の実装を詳細化する

プログラミング対象のプロセッサが実行できる命令を意識して、各処理の実行方法を検討します。 つまり、各処理を実行するには、使用可能な命令をどのように組み合わせれば良いかを考えます。
また、省略できる処理がないか確認し、アセンブリ命令数や実行クロックサイクル数の削減を図ります。