CADツールを利用するためのPC Xサーバの設定

PC Xサーバとは、UNIXシステムで動作するウィンドウ(X-Window)ベースのアプリケーションのグラフィック画面をPC(Windows)に表示するためのソフトウェアです。

インストールするソフトウェア

Windows PCをXサーバとして利用するためには以下のソフトウェアをインストールします。いずれもフリーです。

● Xming(PC Xサーバ)
Xming-6-9-0-31-setup.exeを実行してインストールします。

● Xmingフォント
X-Windowは、一般にWindowsが標準的に備えているフォントとは異なるフォントを使用します。そのため、Xmingにフォントを追加します。
Xming-fonts-7-5-0-70-setup.exeを実行してインストールしますが、バージョンが多少異なっていても問題ありません。

● PuTTY(SSHクライアント)
SSHは、Secure SHellの略称で、高セキュリティで計算機が相互通信するためのプロトコルを表します。
UNIXシステムへログインする際に利用するとともに、ログインに成功するとWindows PCとUNIXシステムの間でX-Windowの画面表示、キーボード・マウス入力を通信するため暗号化トンネルを作ります。
ここでは
putty-0.60-JP_Y-2007-08-06.exeを実行してインストールします。

注意

CADツールを利用するには、ローカル(手元)のPCでXmingを起動します。
その後にPuTTYでリモート(先方)のUNIXにログインしてCADツールを起動すると、ローカルのPC画面上にCADツールのグラフィック画面が表示されます。
ローカルのキーボード、マウスを使ってリモートのCADツールの操作ができます。

PuTTYの使い方

PuTTYを起動すると設定画面が開きます。
まず、文字フォントを設定します。14ポイントくらいが使いやすいでしょう。


UNIXのアプリケーションがグラフィック画面をPCに表示できるようにX11フォワーディングを有効にします。

X11とはX-Windowのバージョン名のことで、普通はバージョン11です。

設定を保存して次回に再利用できるようにします。
ホスト名、セッション名を入力して「保存」をクリックします。


UNIXマシンに接続するときは、セッション名をダブルクリックするか、セッション名をクリックして選択してから「開く」ボタンをクリックします。


2017年4月17日
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